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一冊の本が、ときには大きな力を贈ってくれます。素敵な本との出会いがありますように。
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鬼桃太郎 −名著復刻 日本児童文学館 

型番 1616
販売価格 900円(内税)
在庫数 1冊
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■著者:尾崎紅葉 畫/富岡永洗
■出版社:ほるぷ出版
/シリーズ 名著復刻 日本児童文学館 /明治24年10月11日刊 博文館版 復刻版 /発行1977年3月 /絶版 /サイズ22.6xW15 /17枚 /状態 A /本体:美本、保護函:少ヤケ、パラフィン紙カバー  

幼年向けの物語叢書の最初として意義があり、さらには、毎ページに絵のあることや凝った造本、絵の丁寧さから江戸期の子ども向け絵本の流れの最終形であるとともに、近代的な絵本あるいは絵物語の源流に位置するともいえる。
尾崎紅葉(1867〜1903)は、少年文学叢書に2編執筆したが、幼年向けはこの1冊だけである。

博文館の幼年文学叢書の第一編。少年文学叢書で成功をおさめた博文館が、それより低年齢向けの読者を対象に企画したもの。

表紙は、和紙に多色刷木版。桃の花と枝に、後から見た鬼の面を描き、赤字で書名をやや斜に配置、その下に桃の実を半分に切ったところを描く。「幼年文学」「第壹号」は横書き、作者名は縦書き。すべて和紙、木版、丁立て。

桃太郎に散散蹂躙然れた鬼ヶ島は雪辱に燃える!宝物を奪った桃太郎を征伐しようとの気運が盛り上がっている。そんなおり、城門の衛司だった鬼が川で苦桃を拾う。桃からは恐ろしい青鬼が出現する。鬼夫婦は、鬼桃太郎と名付けて、桃太郎退治を説く。
吉備団子の代わりに「人の髑髏」を持ち、「金色の毒龍」、「白毛朱面の大狒狒」、「牛の如き大きさの狼」の三頭を家来とし、奪われた宝を取り戻し桃太郎の首を狙う。龍の呼んだ雲に乗って日本を目指すが、速すぎて行きつ戻りつするうち、龍の神通力が薄れて、家来が下界に落ちる。それが原因で龍と苦桃太郎の喧嘩となり、龍が敗ける。と同時に、雲もなくなり苦桃太郎は、海へドボン、という内容である。
(大阪府立国際児童文学館、他より)