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子どもの本の魅力 ―宮沢賢治から安房直子まで―

型番 2559
販売価格 1,300円(内税)
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■著者:岡田純也■著者:KTC中央出版/発行1992年9月/サイズH19.0xW13.6/298頁/状態 A/カバー・帯あり     


ロマンチシズムの「小川未明」、愛を描き続けた「浜田広介」、空想性きらめく「宮沢賢治」…そして「灰谷健次郎」「安房直子」。文化の豊かさは、新しいものを追い求めるばかりのところには育たないと、古典的な近代の児童文学の深さと美しさを語る。作家と作品の魅力を余すことなくちりばめた、最新日本児童文学論。   

[目次紹介]

1 児童文学作家と作品の魅力
 *小川未明—お伽噺から近代童話への黎明
 *浜田広介—新しい幼年童話の開拓者
 *宮沢賢治—現代の民話の造形
 *土田耕平—郷愁と追憶の歌人・童話作家
 *坪田譲治—ロマンチシズムとリアリズムの内在
 *水上勉—焼跡から生まれた少年文学
 *福田清人—文学者魂と読者意識

2 現代の児童文学
 *転換期の作家—壺井栄・国文一太郎・福田清人・北畠八穂・石井桃子
 *空想物語の現代的開花—いぬいとみこ・佐藤さとる
 *読者意識の方向—山中恒・古田足日
 *民話的モチーフの現代的展開—松谷みよ子・斉藤隆介
 *ナンセンステールの開花—寺村輝夫・今江祥智
 *幼年童話の意識変革—中川季枝子
 *豊かな成熟—大石誠・今西祐行・前川康男・神沢利子・長崎源之助
 *現代の読者への問いかけ—安房直子・灰谷健次郎
 *小説家の児童文学

3 作品中の人物像

 *「先生」
 *「母」
 *「父」
 *「小人」
 *「山んば」
 *「大男」
 *「鬼」